超音波振動拡大はコンタクトシェーピング法とブラッシング法のコンビネーションで

Posted by admin on 2月 21, 2012
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超音波チップは定められた使用法に従えば、ほとんど破折することなく操作が可能になります。
また、超音波振動を活用した根管治療においては、切削とキャビテーション作用が同時に起こるため、根管拡大・形成のみにとどまらず根管清掃・洗浄までもが同時に行うことができる。また切削チップを交換することにより象牙質の切削、髄質開拡、髄角の除去、象牙粒などの歯髄内石灰化物の除去、根管口の拡大、外科的歯内療法(根尖切除、逆根管充填窩洞形成、骨切除)、根管内汚物の除去、破折ファイル、根充材(剤)・CR・メタル築造物の除去、根管清掃・洗浄など、幅広く根管治療に使用できる。しかも超音波チップは、根管口部から根尖孔部までをチップの太さや種類などを交換することなく、1本のチップで根管拡大・形成から根管洗浄・清掃ができる。

超音波振動切削による根管拡大・形成法は、手用切削による拡大法やNiTiファイルによる回転切削とは操作法が異なっている。すなわち根管拡大時の歯質切削の原理は、象牙質よりも固い材質で制作されているK型ステンレスファイルやNiTiファイルが根管に噛み込むことにより根管壁の象牙質に塑性変形が起こり、根管壁が切削・切除され拡大される。
一方、超音波振動切削による根管拡大は振動している超音波切削チップが根管壁に接触し、その振動が象牙質に伝わり瞬間的に根管壁に亀裂と破折が生じ、象牙質が破砕切除されて拡大される。その際にチップで効率よく拡大するには、振動時のチップにできる節と腹の凹凸部根管壁に接触させ、チップの上下運動を常時行う。

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根管治療の最新テクニック

Posted by admin on 2月 18, 2012
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最近、ダイアモンド粒子でコーティングされた切削用超音波チップが販売されてきています。このタイプはダイアモンドによる歯質の破壊であり、振動しているダイアモンドが象牙質に接触すれば確実に根管拡大ができるのです。

この振動による切削が、超音波振動切削の最大の長所かつ利点なのです。それにより、ダイアモンドコーティング超音波チップを根管内で操作すると、根管拡大を行いながら根管洗浄・清掃も同時にできていきます。これから、新しく生まれ変わった超音波振動切削装置による根管治療法を解説・紹介していこうと思います。

最近、マイクロスコープによる根管治療が紹介されました。根管内の様相を診査、診断することが比較的容易になりました。しかし、根管拡大・形成、洗浄から根管充填にいたる手法操作が難しいのは、狭い手術視野と限られた視野での手指の動作と根管形態の複雑性に起因しているため、操作時間を要するからなのです。

そこで、根管拡大操作の簡素化、診療時間の短縮化と能率化を図りました。そのため、手用ファイルによる拡大・形成に代わる各種装置で駆動する機械的根管拡大法による切削ファイルが考案され、根管拡大・形成が行われています。特にNiTiファイルを装着し、トルクコントロールとオートリバース機能がある回転切削装置が多用されています。

しかし、機械的回転切削拡大法による拡大・形成では、複雑な回転条件を付与するために装置が大型となり、前歯部・小臼歯部では使用できるが、大臼歯部の操作には十分とは言えないだろう。
それに比べ超音波チップにおいては、ヘッド部が小型化され、かつ口腔軟組織を損傷させない安全性が考慮されています。特にNiTiファイルは、金属疲労の状態を刃部表面で確認することができず、いつ破折するかもわからない状態での根管形成は術者にとって大きな心の負担となっています。

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生まれ変わった根管治療法

Posted by admin on 2月 15, 2012
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根管治療法については、手用切削から各種動力を利用した機械的根管拡大へと手技が移行し、最近では、機械的根管拡大装置での根管拡大・形成が行われています。特に根管形成用ファイルはステンレスファイルから、テーパー角度を強く付与した柔軟性と弾性に富むNiTiファイル合金による根管拡大法が多用されています。

ところで、1980年から1990年代にかけて超音波振動装置や可聴域振動装置による根管拡大法が活用されました。しかし、現在ではUファイルで根管洗浄に使用するにとどまっています。なぜ、この状態に陥ってしまったのでしょうか。

それは、根管拡大用超音波チップはK型ファイルタイプであり、回転・上下動によるファイルの噛み込みによって切削できる根管拡大ファイルを超音波振動に使用することは、根管壁を切削する理論とは合致しないからなのです。つまり、根管壁が手用K型ファイルで切削できるのは、根管象牙質よりも固い材料の手用ファイルが象牙質に噛み込み、回転加圧することで象牙質に塑性変形が起こり、根管壁が削除されていくのです。

一方、超音波振動切削においては、超音波チップが根管壁に接触することにより根管壁の象牙質が瞬時破壊、崩壊して削除されるのです。しかし、刃部がカンナ状の超音波切削用K型ファイルでは、刃部と象牙質の接触面積が少なく、根管拡大が効率よくできないのです。
特に#15~#25ファイルでの超音波切削では、切削チップの共振による金属疲労により破折が起こりうる危険性があります。

これらの様相を明確にすることなく、超音波拡大にK型ファイルタイプを使用したことが、超音波振動根管拡大法が普及しなかった理由にあたります。

 

 

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低侵襲手術の問題点

Posted by admin on 1月 25, 2012
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最小侵襲手術の問題点として、まず第一点は、新しい手術器具を使うために専門のトレーニ ングが必要で、術者の熟達によって治療成績が大きく異なることです。

第二点は、手術野が狭く視野が悪いため、組織の損傷や穿孔などの思わぬ結果を招く可能 性があることです。従って、患者様に対しては最小侵襲手術の長所のみならず、短所、つま りテクニック センシティブ(熟練が必要な繊細)な術式であることも十分に伝える必要があ ります。

最近では、慈恵大学での医療事故などがありましたが、新しい治療法は専門知識と治療経験が大変重要なのです。

たとえばインプラントの治療を受けるのであれば、少なくとも年間100本以上の症例数をこなしている歯科医が望ましいと思います。インプラントの治療は、ようやく知られてきたとはいえ、歯科医が行える治療法としてはまだ一般的ではありません。

さらに、インプラント治療には高価な機材や手術機械、心電図などの血液モ ニター、インプラントのスペアを含めた在庫など、金額的に専門医しか揃えることができない材料や機材が必要になるのです。月に1回程度しか手術がない歯科医師とスタッフでは経験豊富とはいえず、最高の仕上がりを要求することは無理があります。また、インプラント治療は日進月歩で、旧態依然とした10年前の術式で行うことは許されません。

きちんと手入れをすれば、一生涯その人工歯を使うことになるのですから、安くて早い治療だけでなく、安全で確実なことは当然として、高い専門知識を有し経験豊かな歯科医に診てもらうことが大切なのです。

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低侵襲医療とは

Posted by admin on 1月 23, 2012
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低侵襲医療とは、最小限で最大の効果を期待する医療という意味であり、特に従来の医療 に比べて侵襲が少なく、従来と同等、あるいはそれ以上の効果が得られるように新しく開発 された独自の医療術式をさします。

最小侵襲手術(Minimally Invasive Surgery)という言葉が、1990(平成2)年に医学文献に最初に紹介されて以来、小さな切開を加えて特別な手術器具や内視鏡などを用いて行う外科手術が、低侵襲医療と呼ばれるようになり、今日では、腹部外科における腹腔鏡手術や肺外科における胸腔鏡手術、整形外科における関節鏡手術などが盛んに行われています。

歯科領域においても、関節鏡下での顎関節手術、歯周外科手術、骨移植手術、インプラント手術などでは、それぞれ新しく開発された機械や器具を用いて侵襲の少ない手術方法が考えられています。

低侵襲医療が脚光を浴びるようになった背景には、患者様にとってより優しい医療が求められている現状があります。

医師は、患者様にいくつかの処置方針を丁寧に説明する義務があり、患者様は説明を受けた治療法のうち、最良の一つを納得したうえで選択します(インフォームド コンセンント)。低侵襲医療は痛みが少なく、傷口が小さく、治癒も早いなどのメリットがあるうえに、治療期間も短縮でき、日帰り手術が可能となる場合もあるため、患者様のQOL(Quality of Life)の向上にも貢献できます。しかし、最小侵襲手術は比較的新しい技術であるために、次のような問題点も指摘されています。

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