Posted by admin
on 1月 19, 2012
最新の治療法 /
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人間は群れを成して社会生活を営む生き物ですから、客観的に口臭が認められないにもかかわらず、自分自身に口臭があると信じることは、つまり、社会生活をしていくうえで良好な人間関係を築くことに失敗した自分へのいいわけになっているのです。口臭のように他人との接触に直接影型を及ぼす要因になる人間心理の変化は微妙なもので、心身症の半分が口臭を訴え、性格的には几帳面、繊細、潔癖症の人がなりやすいのです。心身症のうち、特に、口のなかに原因があると思い込まれている方を口腔心身症と呼んでいます。
口腔心身症に行う心理療法では、たとえ患者様の訴えが医学的に矛盾していても、歯科医はこれを許容的に聞かなければなりません。そのうえで、検査結果の説明や類似症例の治療実績などを示し、患者様に自身の性格的傾向と症状との関係を理解させます。そして、症状改善の可能性を示し、励ましていくのです。やがて患者様は自らの力で症状をコントロールできることを知り、それが自信となって健康な社会生活へ戻ることが可能になるのです。
口のなかは、内面的な葛藤のターゲットとなりやすい場所ですから、歯科医は「口が渇く」 「頬がシビレる」「舌がヒリヒリする」「入れ歯が気になる」などといった違和感をしばしば 訴えられます。
原因が特定できないため、治療は困難と判断されがちですが、このような症状の多くは客 観的原因を伴わず、心理的なストレスが自らの身体に向かって放出された結果なのですから、的確な心のサポートを受けることによって治癒は可能なのです。
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on 1月 19, 2012
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豊かで平和な世になってくると清潔志向が強くなるためか、口臭を気にして歯科へ来院さ れる方が増えています。この病気は医師からみると取るに足らない症状であるようでも、 本人にとっては、社会的存在を許されるか否かというほどの深刻な問題になることがあります。以前は口のなかの病気に由来する口臭と、内臓疾患に由来する口臭に大別されていましたが、最近では他覚的に不快な臭いがあろうが、なかろうが、本人が自覚していれば、それを総称して口臭と呼んでいます。
実は、口臭は心身症の始まりで、その症状の裏には心の病が隠されています。本当に口臭のある患者様の80%以上は、口のなかに原因があるといわれています。虫歯や歯周病、入れ歯による口臭、ドライマウスで口のなかが不潔になって起こる口臭などです。それ以外の原因で起こる口臭には胃や肺の病気などが考えられてきましたが、これらが原 因になることは稀なのです。
虫歯や歯周病が原因の場合は、完璧に治療すればいいわけですし、入れ歯による口臭もほとんどが日常のケアをしっかり行うことで解消します。
しかし、口臭を訴えて来院する方には特に医学的な異常所見が認められず、口のなかの清掃状態も非常に良好で、客観的に口臭が認められない場合があります。このような患者様を自臭症といい、口臭を訴える方の80%以上が自臭症なのです。嗅覚は人間の特殊感覚のなかで、もっとも順応の早い感覚です。私たちが自分の口臭を自分で評価することは現実的に不可能ですが、それでも自分の身体から悪臭が発散していて他人に迷惑をかけているという恐れを抱いたりするのは、臭いそのものよりも、良好な人間関係を築けなくなっている対人障害が背景にあるからです。